@article{oai:sapporo-u.repo.nii.ac.jp:00001004, author = {佐藤, 俊二}, issue = {1}, journal = {経済と経営}, month = {Apr}, note = {P, 「疎外された労働」(die entfrem dete Arbeit)の概念およびその展開こそは,『経済学・哲学手稿』の核心をなすものである。かくして,疎外された労働の概念把握は,「初期マルクスの研究」における最重要部分を構成している。特に,疎外された労働の経済学的意義をめぐる問題は,『資本論』で結実するにいたる,マルクスの経済学説の形成過程を解明するうえでも,重要な素材を提供するものである。小稿は,この疎外された労働の経済学的意義を,賃労働論の視点から検討しようとするものである。その際,後述するように,ローゼンベルグの疎外論を一つの手がかりとして,疎外の経済学的展開,すなわち賃労働論としての展開方法とその意義を探ろうとするものである。なお,小稿の出発点は,賃労働の本質を労働力商品に解消してしまう,換言すれば賃労働論を事実上剰余価値理論に環元してしまう理論への疑問にある。}, pages = {117--141}, title = {疎外の経済学的展開に関する一試論}, volume = {3}, year = {1972} }